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君のためにできること

迷子が続いています

6月29日より迷子になっておりましたミント(トマト)は無事に保護できました。
ご協力いただきました皆さま、ご心配くださいました皆さま、本当にありがとう
ございました。心より感謝申し上げます<(_ _)>

7/12迷子になったはる(いく)は、翌13日に無事に保護いたしました。
ご協力いただきました皆さま、本当にありがとうございました・・・

7/10迷子になった来夢(ぼくちん)は14日無事に保護いたしました。
皆さまのご協力に心より感謝申し上げます。。。



イロイロ思うことはありまして・・
恐らく関係者でも関係者でなくても「また?!」という思いを持ってしまうのは
否めない気がしています。

いまの自分に何ができるのか、考えて考えて
やはりこれ以上迷子が出ないように、注意を喚起していくことしかないのか
と思っています。


迷子に関しては、たらめの捜索中に綴ったブログ
一番気持ちを込めていると思うので、いま一度、同じものですが
抜粋してUPしたいと思います↓↓




ポピーは恐らく本当のおうちにいったら、ご家族さまにはすぐに慣れると思います。
基本的に怖がりさんですが、ひとたび信じることができればとっても甘えん坊さんになります。
決して時間はかからないと思っています。
この仔に関して、わたしが怖いと感じるのはそこの部分が一番大きいです。

「逃がしたらつかまりません」「絶対に迷子にしないでください」
と細かく細かく嫌がられるくらいに説明をしても
「こんなにすぐ慣れるのなら大丈夫なんじゃないの?」と思われてしまう気がするのです。
玄関のゲートも、室内での首輪と迷子札も、お散歩のダブルリードも

慣れたらやめていい

そうではないのです。
ポピーに限らず、どの仔もそうです。慣れてもずっとダブルリードでお外に出てほしいのです。
慣れても玄関ゲートを撤去しないで欲しいのです。
慣れてもフレキシブルリードは使わないで欲しいのです。
必ずおうちで首輪に迷子札を身につけていて欲しいのです。

何年経っても
お散歩に行く前に、首輪が緩んでいないか、ハーネスが緩んでいないか、
リードは古くなっていないか、確認をしてほしいのです。

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なぜだと思われるでしょうか?


人間の赤ちゃんの活動範囲が活発になってきたとき、玄関や階段にベビーゲートを
設置したりすることがありますね。いずれ大きくなって必要がなくなれば撤去します。
それは人間のこどもは成長していくからです。言葉を理解し、体も大きく成長し、
明らかに必要性がなくなるから撤去するわけです。
犬は、永遠に赤ちゃんだと思ってほしいのです。これはあくまでわたし個人の考えに
過ぎませんが、犬はどれだけ信頼関係ができたとしても、人の言っていること、望んで
いることをすべて理解しているとは限りません。
もし、人間の赤ちゃんが一生赤ちゃんのままだったら絶対にゲートを撤去したりはしないと思います。
犬は、死ぬまでずっと家族が守るべき大切な命です。

しあわせにする、あるいはしあわせをもらう、犬との生活で得るものは本当に大きいと思います。
それを迷子にするという形で終わらせることは、絶対にあってほしくない
犬の最期を看取る、それは家族にしかできない大切な大切な役割

預かった大切な命を守るのに、やりすぎはありません
これは、たらめが迷子になったから思ったことではなく、いままでもいぬ親さまになる
方にはお伝えしてきたことです。
ただ、今一度この想いをつづることで、未来のポピーのいぬ親さまにも
「命を迎えるこということ」をしっかり受け止めて頂きたく、文章にいたしました。

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(我が家の庭は完全に囲われています。ですが、預かりっこは必ずダブルリードで
お庭に出ています)



そして、たらめがいなくなって改めて感じたことは、絶対の信頼関係などというものは
存在しないということです。保護犬はどんな過去を過ごしてきたのかわかりません。
どんなにフレンドリーな仔でも、何に恐怖を示すかもわからないし、本当に未知の
世界だと思うのです。
差別ではなく、チェリのように小さな頃からなんの苦労もなくただのんびり過ごして
きた仔とは違う、そのように思います。


命と向き合うことには覚悟が要ります
どんなに人慣れしたフレンドリーな仔であっても過信はしないでほしいと願います。
それでも、ポピーよりも脱走・逸走の危険性の低い仔は明らかにいると、
わたしは思います。
こんなポピーちゃんですが、きっとポピーのすべてを受け止めてくださるご家族さまが
この世の中にはいる、そう信じています。

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                                 2013.7.15 記




実は

これは今まで一度も触れたことはありませんが、ぽぴたんのお見合いをさせて
頂き、一旦はいぬ親さま決定とさせていただいたものの、白紙に戻して
欲しいとお願いさせていただいた経緯がありました。
それは、わたしがたらめの迷子でびびりっこの譲渡が恐怖になっていたことも
勿論あります。でもそれだけではなく、預かりは、犬をただ譲渡すればよいので
はなく、迎えてくださったご家族さまの生活も守るべき、そう思ったからです。


わたしたちは、たらめの迷子により生活が一変しました。
関わった人間は本当に地獄の3ヶ月を味わいました。
皆、仕事もある中で、その他の時間はすべて捜索に費やし、プライベートな
時間なんてものは一切ありませんでした。
また一瞬の気の弛みであったとはいえ、折角保護犬を迎えようと思ってくだ
さったのに、きっとご家族さまはもう犬との生活を考えられなくなってしまった
ことでしょう・・
もっともっと注意喚起できなかっただろうか

たらめが戻ってきたあとも、わたしたちはずっと考えてきました。


ただわたしたちと同じような思いをしてほしくないということ
保護犬を迎えてくださったご家族様が
いつも笑顔いっぱいであるということ
贅沢でなくていい 平凡な毎日が続けばいい

迷子が出るたびに同じような思いを綴ってきておりますが
これが、いまのわたしにできること


わたしのうるさいくらいの注意喚起メールに、リリィベルちゃんの
ママからいただいたお返事を
最後に紹介させていただきますね

首輪は窮屈かなと思うことが正直時々ありましたが、
ほんの一瞬でベルを危険にさらしてしまうことを思えば
有難いものとして必ず身につけさせなければと
気持ちを引き締め直しました。
ベルと一緒にいられることを当たり前に思わず、
ベルがいつも安心して暮らせるよう気をつけていきます。



そして他にも卒わんの皆さまから近況含め、お返事頂いております。
福ちゃんのママは、首輪を買い替えようと思っていたけれど、ちょうど
いい機会なので、新しくしますねとおっしゃってくださいました。

ありがとうございます。
引き続き可愛い大切なこどもたちのこと、よろしくお願いいたします。
by cherry-chan92 | 2015-07-12 19:56 | 迷子のこと | Comments(0)